大乗寺関連サイト

いま、大乗寺客殿にある襖を制作したDNPが以下の特集サイトで大乗寺についてふれています。
「伝匠美」というそうです。
http://www.dnp.co.jp/denshoubi/daijouji/index.html
  
ここにも動画で紹介がされています。
http://www.dnp.co.jp/movie/090413/index.html
  
また、大乗寺の障壁画について書かれた文章があります。
http://www.arts-calendar.co.jp/
にあります、首都圏レポート「WADA Map」をクリックしてください。

新聞記事

http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090428ddlk28070596000c.html

写真探訪:こんにちは 大乗寺香美町) /兵庫
 ◇応挙の色、鮮やかに再現−−最新デジタル技術で複製、64面の障壁画を公開

 香美町香住区森の大乗寺(長谷部真道住職)に伝わる円山応挙(1733〜95年)とその一門による障壁画が、最新のデジタル技術で再現された。客殿で公開されている64面の複製は、描かれた当時と同じ鮮やかな色で参拝客を迎えている。

 応挙は江戸時代中期に活躍した画家。大乗寺の中興の祖、密蔵・密英上人の依頼を受けて制作した165面すべてが国重要文化財となっている。

 原本の調査は10年前に始まり、大日本印刷のデジタル技術と愛知県立芸術大学の吉本弘名誉教授の協力により、高密度印刷の複製が実現した。

 最も広い孔雀(くじゃく)の間の「松に孔雀図」は16面にわたる大作だ。金ぱくの上に3本の松の巨木と3羽のクジャクが墨で描かれている。墨を通して金地が透ける効果で、松葉が緑色のように見えるといわれる。

 郭子儀(かくしぎ)の間は、唐の武将・郭子儀と芭蕉の葉で遊ぶ子どもたちの姿が、緑青や群青、朱色などで鮮やかに再現されている。【藤田宰司】

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 ◇アクセス

 JR香住駅からタクシーで5分。拝観時間は午前9時〜午後4時。大人800円、小学生500円。香美町香住区森860。電話0796・36・0602

毎日新聞 2009年4月28日 地方版


中外日報より
http://www.chugainippoh.co.jp/NEWWEB/n-news/09/news0904/news090421/news090421_04.html

重文・障壁画の複製進む 兵庫・大乗寺
2009年4月21日

兵庫県香美町高野山真言宗大乗寺(長谷部真道住職)は、別名「応挙寺」とも呼ばれ、円山応挙と門弟の筆による客殿障壁画が知られる。全百六十五面の障壁画群は重文に指定され、中でも応挙の金碧画四十五面は、応挙晩年の画風を伝える大作として名高い。

その大乗寺で現在、障壁画群の保存を目的として、原画の複製事業が進められている。百六十五面すべてのデジタル複製画を順次制作し、原画と入れ替える形で客殿を荘厳する計画。先ごろ、このうち六十四面の複製画が第一期として完成し、客殿で公開された。

複製されたのは、応挙筆の「松に孔雀図」「郭子儀図」「山水図」など四十五面と、門下が描いた紙本淡彩画など十九面。複製画の完成に伴い、六十四面の原画については竣工済みの専用収蔵施設「応挙霊宝庫」に移して保存されている。

「単なるレプリカの制作ではなく、応挙が企図した空間表現を現代によみがえらせたい」と話す長谷部住職。複製事業の構想は十年前から温めてきたといい、ようやく第一期複製画が完成したのを受け、「作品の精神性と芸術性が見事に再現されている」と喜ぶ。

撮影・印刷は、大日本印刷グループの(株)DNPメディアクリエイト関西が手掛け、監修は同寺の法縁寺院出身で画家の吉本弘愛知県立芸術大学名誉教授が担当した。吉本氏の下でデジタル画像の解析と補整を行ない、経年劣化部分については、画像処理を施し復元に努めた。

新聞記事

先月をもって、大乗寺の障壁画で、圓山応挙が描いた孔雀、芭蕉、山水の間が収蔵庫に納められるとともに複製の公開がはじまりました。そのときの記事です。

http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20090402ddlk28040555000c.html

円山応挙:障壁画複製公開 デジタル技術で64面再現−−香美・大乗寺 /兵庫

 香美町香住区森の大乗寺(長谷部真道住職)で1日、デジタル技術で再現した円山応挙の障壁画の複製の公開が始まった。

 障壁画は江戸時代中期、大乗寺の中興の祖、密蔵・密英上人が制作を依頼し、応挙とその一門が描いた。165面すべてが国重要文化財に指定されている。

 複製が完成したのは応挙による客殿の金碧障壁画47面と、その裏面の一門による17面。愛知県立芸術大学の吉本弘名誉教授と最先端のデジタル技術を持つ大日本印刷の協力で事業を進めてきた。制作費は約1億3000万円という。

 これまでは廊下からのぞき込むしかなかったが、今後は飾られた複製を室内でゆっくり見ることが出来るようになる。長谷部住職は「すばらしいものができた。燦然(さんぜん)と輝き、ありがたいです」と喜んでいた。

 4〜12日は香美町民に無料公開する。町民以外は拝観料が必要。問い合わせは大乗寺(0796・36・0602)へ。【竹花義憲】
〔但馬版〕

http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20090401-OYT1T00738.htm?from=navlp

応挙よみがえる輝き…障壁画64面をデジタル複製

 江戸中期の画家・円山応挙(1733〜95年)ゆかりの兵庫県香美町大乗寺が、応挙とその弟子らが手がけた障壁画165面(重要文化財)のうち、64面をデジタル技術で複製し、1日、公開した。金箔(きんぱく)の上に繊細に表現された人物や松などが、当時の輝き、色彩でよみがえった。

 応挙は、同寺住職に才能を見いだされ、援助を受けて絵を学んだ。障壁画は恩返しにと、弟子とともに客殿のふすまに制作したとされ、寺が愛知県立芸術大の吉本弘・名誉教授と大日本印刷に複製を依頼した。

 今回は、応挙が唐の将軍と孫が遊ぶ光景を描いた「郭子儀図(かくしぎず)」や「松に孔雀(くじゃく)図」、「山水図」の計47面と弟子作17面のデータを読み取って高精度印刷で再現。1億2400万円をかけ、4年がかりで仕上げた。

 長谷部真道住職(70)は「江戸時代の人が見た応挙の世界を、当時の色彩のまま、堪能してもらえる」と話している。寺はオリジナルを収蔵庫で保管、残りの障壁画の複製を進める。
(2009年4月2日01時08分 読売新聞)


http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009040101000233.html
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090401STXKD013901042009.html

円山応挙の障壁画、鮮やかに複製 兵庫の寺、最新技術駆使

 江戸時代中期の画家、円山応挙が多くの作品を残し「応挙寺」とも呼ばれる大乗寺兵庫県香美町)が4年がかりで複製した障壁画が完成し1日、一般公開された。印刷会社の最新デジタル技術を駆使し、描かれた当時の鮮やかな色合いを再現した。

 複製したのは、いずれも国の重要文化財に指定されている「孔雀の間」「芭蕉の間」など3部屋の金箔張り障壁画計47面など。約1億3000万円かかったという。

 障壁画は、大乗寺の住職から資金面などで支援を受けた応挙が、恩返しとして描いたとされる。

 複製画は原画の代わりに各部屋に設置され、原画は収蔵庫で保管する。これまで拝観客は廊下から絵を見ていたが、今後は部屋に入って間近で見られるようになる。
2009/04/01 10:25 【共同通信

http://www.kobe-np.co.jp/news/bunka/0001789693.shtml

円山応挙のふすま絵、デジタル駆使し複製 香美町で公開 

 写生派の祖として知られる江戸時代の画家円山応挙(一七三三-一七九五年)の作品が多く残る大乗寺兵庫県香美町香住区森)が、四年がかりで複製したふすま絵などが完成し一日、原画と入れ替えられ公開が始まった。最新のデジタル技術を駆使し新たな芸術作品として生まれ変わった。

 同寺は、応挙とその弟子による国重要文化財百六十五点を収蔵し、「応挙寺」の名で親しまれる。作品の保存と劣化防止を目的に、同寺は原画の複製作業を進めていた。高画質のデジタル写真を修整する方法で行われ、難しいとされる金箔上への印刷技術を開発した東京の企業などが印刷を担当した。

 今回、第一期分として完成したのは、「松に孔雀図」「山水図」など応挙の四十七点と弟子による十七点の計六十四点。

 これまで拝観客は廊下から絵を眺めていたが、今後は部屋に入って間近で観覧できる。原画は収蔵庫で保管される。

 監修した愛知県立芸術大の吉本弘名誉教授は「高い技術に支えられ、応挙の精神をくみ取り、印刷でも新たな芸術空間を創作できた」と話し、長谷部真道住職は「単なる複製でなく、新たな作品を創造した“再製”」と笑顔を見せた。(小日向務)

http://www.nnn.co.jp/news/090405/20090405034.html

応挙の複製画無料公開 香住・大乗寺が町民に
2009年04月05日

 兵庫県香美町香住区森の大乗寺(長谷部真道住職)で四日、香美町民を対象にした無料の「デジタル再製画町民一般公開」が始まった。十二日まで。

 円山応挙の障壁画で有名な同寺は、原画保存のため高精細なデジタル印刷技術を駆使した複製画を作成した。これらの事業費は町と多くの町民の寄付などで賄ったことから、今回の公開は町民への感謝の気持ちを込めて企画した。鑑賞を希望する人は、身分証明書の提示か記帳が必要。開場は午前九時−午後四時(入場は午後三時四十分まで)。

 同寺では、原画の一般公開も五月三−六日の四日間行う。

 同町村岡区から訪れた男性会社員(58)は「外の光の変化によって見え方が違う。間近で鑑賞できて素晴らしい」と感動していた。

終了しました

無事拝観会が終了しました。
副住職のご熱心な説明、奥様のお話。暖かいお茶をいただきながら、拝観された皆さんそれぞれ思うことがあったことだろうと皆さんとの会話や表情をみて感じました。

同じ絵は毎日同じとはいえないのです。毎日天気は変わりますし、太陽の高さ、湿度、気温・・・それぞれの与条件が襖絵をみる我々の知覚に対して微妙に作用していることを感じています。

長旅、おつかれさまでした。

申込受付

今日、三名のキャンセルが出ましたので空きがございます。
ご興味がございましたら、どうぞお問い合わせを。


●お申し込み方法:メールでお申込みください。
タイトルに「アートツアー参加希望」と明記の上、参加者の方の
●氏名
●住所
●電話番号
●メールアドレス
をinfo@art-thinktank.com(にっぽんmuseum事務局)までお知らせ下さい。

大乗寺ツアーへのおさそい

余寒なお厳しき折、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。
NPOにっぽんmuseumで連載した木下知威さんのテーマだった兵庫県香美町の「大乗寺」。
円山応挙一門の障壁画で知られるところです。
高野山真言宗 亀居山 大乗寺 http://www.daijyoji.or.jp/
大乗寺円山派デジタルミュージアム http://museum.daijyoji.or.jp/

しかし、諸般の事情で大乗寺にて円山応挙以下一門らによる、オリジナルの障壁画をみることができる最後の機会が刻々と近づいております。そこで、事実上最後となる拝観会を開催し、大乗寺が抱える問題や障壁画と空間構成、保存・修復、文化財制度などについての更なる知見を得るべく、NPOとして見学会を行うことが決定しました。

ミュージアムとしてのお寺、またお寺の客殿からオリジナルの障壁画が引き離されて成り立つ収蔵庫という名のミュージアム、またもちろん円山応挙らの手による障壁画そのものなど、見どころたくさんです。木下さん、大乗寺副住職にご案内をいただき、またNPOからもメルマガ編集・天内大樹を含め数名参加する予定です。

見学会は以下の要領で行います。

実施日時: 2008年3月1日〜2日終了しました。

主催:NPOにっぽんmuseum
http://art-thinktank.com/nipponmuseum/index.html


拝観内容: 大乗寺客殿建築、大乗寺客殿襖絵(百六十五面 全面) および小壁障壁画(十三面 全面)欄間透かし彫(全面 十一面)、収蔵庫を拝観する予定です。 (収蔵庫は時間の関係で出来ないかもしれません、その場合はご了承ください。)


●2008/03/01 直接、大乗寺に集合してください。
早くご到着の方は先にお寺へいらして構いません。自由にみていただけるように手配いたします。お早い時間に着いた方はテレビのあるところで待っていただいても構いません。大乗寺副住職による説明は16時以降です。
16:00-18:00 見学 お布施1000円/人 その後一時解散

大乗寺内部です。


廊下から孔雀の間をみる。(注意:蛍光灯がついた状態です。実際はほんのりと暗いです)


廊下から芭蕉の間をみる。(注意:蛍光灯がついた状態です。実際はほんのりと暗いです)


前回拝観時。まずは廊下側からみていきます。(プライバシーの関係で人物にモザイクをかけています)


夕方から和蝋燭による拝観を実施します。(通常はありません)

まだ少し明るいときはこんな感じ。


暗くなってくるとこうなります。


●2008/03/02「8:30 大乗寺集合」現地解散。
 8:30- 見学
*説明などは早い時間に済ませますが、それ以降はご自由にどうぞ。

●定員:15名(申込頂いております。感謝!)


●お申し込み方法:メールでお申込みください。タイトルに「アートツアー参加希望」と明記の上、参加者の方の●氏名●住所●電話番号●メールアドレスをinfo@art-thinktank.com(にっぽんmuseum事務局)までお知らせ下さい。

何か質問がありましたら、同様にお問い合わせください。

注意事項
乳幼児は同行できません。
・防寒対策のためホッカイロがあるとしあわせです。
・同様にくつしたを二枚重ね(あるいはスキー用の靴下)するとベターです。

見学会そのものは現地集合・現地解散といたします。おおよその費用は東京の方の場合、宿泊施設にもよりますが4万円前後とお考え下さい(夜行バスを利用すれば3万台に抑えられるでしょう)。お寺にお布施としてお支払いする金額も含めております。
時間・金額的に大きなものとなりますが、ご参加下さると何よりです。日本海の春と新鮮な蟹をゆったり楽しむおつもりでいらしてください。


大乗寺近くのお店でこんな料理が出ます。

※サーバーの相性等によりメールを受信できないトラブルが多発しております。にっぽんmuseumでは、お申込いただいた方には必ずお返事をいたしております。1週間経過してもこちらからご連絡が行かない場合は、メールを受け取れていない可能性がございます。その場合、お手数ですが別のアドレスから再度ご連絡いただければ幸いです。 対策に努めておりますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

敬具